[00002] 久坂葉子とは (くさかようことは)

■久坂葉子

1931-03-27〜1952-12-31
本名、川崎澄子。1931年神戸に生まれる。父は著名な実業家。神戸山手高女卒、相愛女専音楽部を中退。同地方在住の島尾敏雄の紹介で富士正晴主宰の同人誌「VIKING」に参加。後に有名になったこのガリ版の小型雑誌に、爆発的に小説を書き続け、第六作「落ちてゆく世界」が東京の文芸誌「作品」編集者の注目を惹き、いくぶんの改訂を経て「ドミノのお告げ」と改題発表されると、その新鮮柔軟な表現は大きな反響を呼んだ。(昭和25年芥川賞候補)小説のほかに作詞、作曲、劇作等多彩な活動を展開しつつ、自らの青春の重さにたえかねたように突如六甲駅ホームから身を躍らせて、何びとも予期しない死を遂げた。二十歳を多く出ていなかった。


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