災難にあう時節にはあうがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候(良寛) (さいなん)

「災難にあう時節にはあうがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候」(良寛)

良寛1758-1831 歌人、僧侶

「これはこれ災難をのがるる妙法にて候」と、きっぱりと諦めるところ、いかにも良寛らしい徹底した言葉である。災難になった時、いくら嘆いても何にもならない。死ぬ時節にどんなに悲しんでも、それはむだであるから、むしろ進んで困難にあたり、喜んで死んだ方がよい。それできれいに災難や死からのがれることができるという。良寛は禅にも通じていたので捨身苦行した果ての境地ともいえるが、なかなか凡人には言えない言葉である。


良寛

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